カルテックチャレンジ50-50

ホープ軒チャレンジ

希望の光は見えるのか?
ホープ軒のニオイvs光触媒

第1話「これは大変なことを引き受けたのかもしれない・・・」

2021年8月。
カルテックの広報担当 落合は東京・青山にいた。
国立競技場周辺にある4つの商店街にカルテックのパーソナル除菌脱臭機を計500台寄贈することになり、各商店会の代表者が集まって寄贈式が行われていた。
カルテックが床置きタイプの空気清浄機を国立競技場に納入したのが縁となり、コロナ禍で接客をする商店街の方々に少しでも安心安全を届けるのが目的だった。
参加者の多くが初対面。落合は緊張していた。しかしめったにないいい機会である。出席していた各商店街の方々に光触媒による除菌脱臭効果を丁寧に、そして熱く説明していた。

「そんなにニオイが消えるの?
だったらうちの店で試してみないか」


声をかけたのは、千駄ヶ谷大通り商店街振興組合代表の「ホープ軒・牛久保社長」だった。
「それはぜひ試させてください」
落合は勢いに任せて、なにの店かも聞かずに二つ返事で引き受けた。
「日をあらためてお店にお伺いします」
「そうか、ではよろしく」と言って牛久保社長は会場をあとにした。

牛久保社長が帰ったあと落合は、残った他の商店街の人たちに聞いた。

「牛久保さんのお店ってなに屋さんですか?」

「なに屋って、ラーメン屋だよ」
「えっ、ラーメン屋??」

そもそもホープ軒と言えば東京では元祖こってり系の有名店であるが、悲しいことに落合は根っからの関西人。その時点ではホープ軒がどんな店なのかまったく知らなかった。
「ひょっとしてホープ軒知らなかった?」
「やっかいな約束をしたもんだねえ。大丈夫?」

「あそこのニオイはすごいよ」

商店街の人たちは、落合が軽~い気持ちで引き受けた、とんでもないミッションを心配をする。
「そういえば」と落合は寄贈式の途中で耳にした、牛久保社長の話を思い出した。
「うちに置いた電気製品はすぐに壊れるんだよ・・」
落合の胸がザワついていた。しかし、もう後には引けない。


次回に続く

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